桑折町町勢要覧 -019/029page

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時代を語り継ぐ歴史の忘れ形見

悠久のときを越えて、静かに庁んでいる歴史の遺物たち。 時代の移り変わりを見据えながら、 今も何かを私たちに語りかけています。 逢か昔への思いを馳せる息づかいに、 耳を澄ましてみませんか…。

歴史・文化

大榧遺跡出土の中世陶器
大榧遺跡出土の中世陶器

下万正寺遺跡出土の瓦
下万正寺遺跡出土の瓦

 桑折町には、長い歴史を彷彿させる 文化財が数多く残されています。国指 定の重要文化財である『旧伊達郡役 所』は、その代表格。もともと保原町 にあった郡役所を誘致したことを きっかけに、明治16年に建造された瀟 酒な建物です。

郡役所の遺例では最大 級の規模を持っています。同じく国指 定の史跡である『桑折西山城跡』名将・ 伊達政宗を生んだ伊達藩にゆかりの 深い由緒ある城跡で、往時を偲ぶ巨大 な城郭などがロマンの香り高い中世 へと心を誘います。ほかにも平成7年 の3月に町から児指定へと昇格した

錦木塚古墳1
錦木塚古墳1
 7世糸己前半の古墳で推定全長45mの前 方後円墳。平成6年の4月に町指定になりました。

伊達朝宗の墓所2
伊達朝宗の墓所2
 伊達朝宗は62万石伊達家の開祖に当たる武 将。源頼朝の奥州征伐に大きく貢献したこと から、信夫と伊達を拝領し、それまでの中村 姓を改めて伊達家を興しました。

桑折西山城跡3
桑折西山城跡3
 戦国時代の名将・伊達政宗の祖が築い た伊達氏の居士成跡。複郭式の平山娩は、 戦国時代の典型的なスタイルで、当時の 勢いをよく伝えています。

芭蕉の田植え塚4
芭蕉の田植え塚4
 桑折の俳人・佐藤馬耳が「風流の初め や奥の田植唄」の短冊を法円寺境内に埋 め、芭蕉窟と刻んで建立した石碑。


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