伊達町町勢要覧 -014/030page
人の香りがする町
佇(たたず)めば懐かしい。
遠い記憶が呼び起こすふるさとの風景。
春、桃の花が一斉に咲き揃(そろ)い、
夏、阿武隈の清爽(せいそう)なせせらぎが輝く。
実りの彩りに染まる野も、雪の冠を頂く峰々も、
四季を映し出すふるさとの風景は
いつも、やすらぎを私たちのもとへと…。
そのやさしい表情は今日も変わらない。
町は、この美しき自然とともに時間を重ね、
人々も、また――。
暮らしの息吹が聞こえてきそうな風景。
ひとつひとつに、人のぬくもりが染み渡り、あたたかい。
昔も今も。そして、明日も。