(6)楽しみのうつりかわり
○正月
元日に神社におまいりすることは同じですが、夜が明けないうちに行くことは、少なくなりました。さいもんかたり(ふしをつけて物語を聞かせる人)や、人形しばいの人たちが来ることもなくなりました。昔は若い人たちは、もちの食べくらべや力くらべをして楽しみましたが、今は、ドライブをしたり、テレビを見たり、ゲームを楽しんだり、楽しみがかわってきているようです。
○ぼん
ぼんには、仕事を休み、遠くはなれて住んでいる人たちも生まれた家に帰り、先祖の墓まいりをすることは、昔も今もかわりません。盆おどりは、今より昔の方がさかんだったようです。
○まつり
伏黒の水雲神社、箱崎の愛宕神社のおまつりは、今も大へんにぎやかです。伊達地区の昔の天王祭は、天王おけを売るために、東北各地からおけ屋さんが集まり、山車・屋台もたくさん出て大にぎわいだつたそうです。最近では、昔ほどではないですが、山車・屋台もでるようになり、にぎやかになりつつあります。
○旅行
地いきの人たちが、神社におまいりするために、お金をつみたてておき、旅行することは、今もかわりませんが、今は、家庭や職場でのグループ旅行がさかんになりました。
○そのほかの楽しみ
子どもたちの大きな楽しみであった紙しばい屋さんのすがたは見られなくなりました。そのわけは、各家庭にテレビがいきわたったからです。このごろは、スポーツを楽しむ人がふえてきました。
水雲神社のおまつり
家庭バレーボール