月舘町勢要覧 -003/026page
【小手姫(おてひめ)の里づくり構想】
住む人すべてが、この町に誇りを持ち、幸せで、より質の高い暮らしを送っている二十一世紀。そんな 町の将来像を形にするために、個人、職場、地域、行政が一致協力して、本質的な人間性の充実と物質的な条件の整備に力を注ぎ、 うるおいとやすらぎに満ちた「小手姫の里」を創造していかなければなりません。
「月舘町第二次振興計画」では、
1.快適で豊かに暮らせる生活環境づくり
2.町民がいきいきとしている健康づくり
3.元気な産業づくり
4.町民参加の地域づくり
5.創造性・郷土愛を育む人づくり
の五つの柱を目標とする基本理念を定め、これらをふまえたシナリオに沿って、各分野での活動や施策がなされています。【花は心を和ませ、笑顔を咲かせる自然の贈り物。】
身近にある自然に興味をよせ、個々の家庭や公共空間の花壇の整備や植栽など、花を育てることを通じて、 地域づくりや人づくり、連帯感を強めていく運動が、活発に進められています。その先鞭を務めるのが、 「やまゆり花舞四季(かぶしき)会社」。「花と緑あふれる夢創造の里」を受けてはじまった、つきだてF&G (フラワー&グリーン)構想の一端として組織されたこの会社は、町長が社長を務め、各地域が支店を、 町民
一人ひとりが社員を務めるというユニークなものです。町の花『やまゆり』による花の一株運動をはじめとして、 道路沿線や公共施設など町全体をフラワーパークとして考え、個性あふれる地域づくりを目指しています。
また、小手姫公園整備事業の一環としてオープンした宿泊保養施設「つきだて花工房」や、分譲宅地の整備、 企業誘致、保健福祉センターの建設、さらに人材育成を目的とした「小手姫おもしろ塾」など、夢を抱いて描かれた町の 未来像は、確実に一歩一歩前進しています。