月舘町勢要覧 -011/026page

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【生活文化創造の資源として 見直される農林業。】

 総面積の実に五十六%を森林で覆われた本 町では、養蚕機織の産地の一翼を担っていた時 代から、山間に深くいだかれた農林業の町でし た。現在でも農業においては、稲作、キュウリ、シ イタケ、ナメコを中心に戦後、急速に生産量を あげてきたモモやリンゴなどの果樹栽培、さら に特産の葉わさびなど、多岐にわたり、質量と も充実した生産をあげています。また、ほ場整 備や果樹園の造成改良など生産基盤の整備 も進められてきました。

シイタケの収穫
シイタケの収穫

桃の収穫
桃の収穫

葉わさび畑
葉わさび畑

【地域に適した地場産業の育成。】

 しかし近年、若年層をはじめとする他市町 村への就業率も増加しっづけています。
 これを受けて、本町の雇用拡大を目的に電 気通信機器製造、カメラ、メリヤス業などの地 場産業に加え、コンクリート二次製品製造、ユニ ットバス製造工場を誘致、また森林資源の有 効利用として粉炭の生産も行っています。一方、 商店街の活性化を図るため、ひろせふれあい広 場や街路灯を改修するなど、より便利で快適 な商空間をつくることで、農・商・工のバランスの とれた職環境づくりにも力を注いでいます。

地域に適した地場産業の育成

地域に適した地場産業の育成

地域に適した地場産業の育成

【月舘らしさを追求した元気な産業づくり。】

 そして、第二次振興計画がスタートしたこと で、産業面にもこれまでのイメージに縛られな い″月舘らしさ″が徐々に現れはじめてい ます。
 都市と農村との交流 を目的とした『つきだて 花工房』の建設が実現し 遊休農地を活用した葉わさびを はじめとする特産物を活属した新製品の開 発、工業団地の造成など、まさにいま月舘は、 新しい時代に突入しようとしているのです。


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月舘町の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。