大玉村勢要覧 -008/035page
TRADITION 文化と歴史
心
守りしもの、伝えしもの。
今も村のあちこちに残る、先人たちの暮らしの証。
●神原田神社の秋祭り 源義家の戦捷祈願の伝承が残る由緒ある神社。祭礼に奉納する十二神楽は村指定の無形民俗文化財である。
●本揃の田植踊り (村指定無形民俗文化財)豊作祈願や小正月の厄払いに年直しの家からの依頼で踊ったもので種目も多い。約300年前から伝わるという。
●玉の井 むかし、ここから水晶玉を掘り出したといわれ、玉井の地名の由来になったと伝えられる。
●ニ子塚古墳 (福島県指定文化財)全長60mの前方後円墳、築造は6世紀末頃(古墳時代後期)。言い伝えによると病気で亡くなった双子の子供の供養に、母親が前掛けに土を入れて運び2つの塚を築いたと言われている。
●傾城壇古墳 (村指定文化財)全長41mの、後円部直径27mの前方後円墳、築造は4世紀(古墳時代前期)。県内でも最古のものと言われている。
●三十一人戦死の墓 戊辰戦争の時、玉井山入りの戦いの時に亡くなった会津藩士など東軍兵士の墓。
●日枝神社の三十六歌仙絵馬 (村指定文化財)明治初期の絵馬。旧二本松藩の絵師、大原文林の絵に、旧二本松藩士で国学者、安部井磐根の書がそえられている。
●十楽院の鉄造観音菩薩立像 (村指定文化財)馬頭観音とも呼ばれ、縁起によると昔、毎夜地中より不思議な光が出ており、里人が鋤で掘ってみると中から観音様がでてきたと言われている。