本宮町町政要覧 -021/043page
古(いにしえ)から、現代(いま)、そして未来へ。
会津街道の入り口に位置する本 宮町は、奥州街道の舟運の起点と して栄えましたが、そんな面影を残 すかのように、阿武隈川では和舟に よる舟こぎ競争や、夏の夜空に大輪 の花を咲かせる花火大全、手作りイ カダを持ち込んで参加する自作イ カダ下り大会など、夏の暑さを吹飛 ばす夏まつりが盛大に行われます。
久安元年(二四五年)安達太良の 神を安達郡の鎮守として祀り、このと きから本目村から本宮村に改められ、 明治二十二年の市町村制により町制 が施行されました。
秋には、昔、神を祀るのに裸になって身 を清め、かつぎ上げたことから、裸みこし が現在にも受け継がれ、勇壮に町を練り 歩きます。さらに、ふるさとおこし事業とし て、昭和五十九年には安達太良太鼓が創設 され、昭和六十年には女性だけの「真結 女みこし」が結成されて、祭りに花を添え ています。また露店も暴力団を排除して、 地元商店街独自に出店する本宮方式が十九年目を迎え、 毎年大変なにぎわいを見せています。各地に波紋を広げています。