東和町町勢要覧 -005/042page

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風をきってはしる カヌー

恵まれた練習環境と町民の熱いエール
『カヌー王国』の原動力がここにある。

カヌー 1

ふくしま国体″開催をきっかけに、カヌーを軸にした新たな町づくりの風が吹く。

 平成7年の第50回国民体育大会(ふく しま国体)夏季大会で、カヌー競技会の 会場地となった東和町。福島県は史上初 の男女二連覇を達成し、町からはワイル ドウォーター競技に穂住孝選手(町職 員)、少年女子カヤックシングル200 m、500mに菅野さなえ選手(安達高 校出身)が出場して、それぞれ優勝を果 たしています。その後も福島県は、平成 12年のとやま国体で男女総合3位入賞、 女子は7種目で金メダルを獲得するなど 『カヌー王国』としての地位を確立して きました。
 現在、町内には奇岩怪石の連なる島山 渓谷の渓流を生かしたスラローム・ワイ ルドウォーターのコースと、阿武隈漕艇 場に直線1,000mのレーシングコー スが整備されています。5月から10月に かけてのシーズン中には、毎週のように 各種大会や教室が開かれ、中でも6月の 「全日本あぶくまカップ大会」は、全国の トップクラスの選手が出場、「ジャパン カップ」は、世界選手権・オリンピック 参加選手の選考の場ともなっています。 また、10月に行われる「全日本阿武隈ウ ォーター大会」は、ふくしま国体の翌年 からポスト国体として開催されている大 会で、全国からジュニアの選手が出場し て行われます。
 町では、引き続き選手の育成に力を注 いでいるほか、県カヌー協会が主催して の初心者教室や、ふくしま遊学での体験 受け入れを行い、カヌー人口のすそ野を 広げる活動も行っています。東和町の恵 まれた自然環境がもたらした新しい風・ カヌー。もっと多くの人たちに親しみ・ 愛されるスポーツになるようにと、みん なの熱いエールが聞こえてきます。

カヌー 2 カヌー 3


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東和町の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。