東和町町勢要覧 -027/042page

産　業

新しい試みと確かな技術で活性化をはかる。

	畜　産 　肉用牛の生産額で県北一を誇る東和町。近 年は地形・風土を活かした地域活性化のため、 めん羊の飼育にも取り組んでおり、肉・毛の生 産や未利用資源の活用に期待が寄せられてい ます。羊は親しみやすく飼いやすい動物であ ることから、高齢者の生きがい対策として、 また、人と動物とのふれあう機会の創出とし て期待が持たれています。
	稲　作 　農業の担い手の確保と、各種農業生産組織 の育成・強化を図るとともに、農作物のブラン ド化を進め、農家の営農指導を強化していま す。中心となる米はコシヒカリを栽培。有機 質肥料を使用し、山間の清水で育てた低農薬 の米は高い評価を得ています。他にも、都会 の農業希望者やふれあい農業の受け入れを促 進し、定住化と活性化を因っています。
	新しい取組み 〜 サツキ・カボチャ栽培 〜 　遊休桑園の有効利用と養蚕に変わる農作物 の栽培のため、町では平成3年からサツキの 栽培に取り組んでいます。サツキの生産地と しては最北端にあるため、耐寒性に優れてい るのが特徴で、平成7年の初出荷以来、出荷 額、生産数量、作付け面積とも年々増加して います。同じく遊休桑園を活用して生産され ているミニカボチャも、町の新しい特産品と して注目を集めています。
	工業団地 　東北自動車道二本松ICまで約20分、磐越自 動車道船引三春ICまで約35分と、高速交通網 へのアクセスに便利な東和町。県道原町・二本 松線に隣接する太田工業団地には、現在2社か 立地し40人が就業しています。また、国道349 号沿いにはオーダーメード方式による太田第 二工業団地も分譲中で、新たな雇用の場とし て期待が寄せられています。
	めん羊
	商店街