平成14・15年度版 ふるさと郡山の歴史 -004/041page
郡山市をたんけんしよう
郡山市には、それぞれの地域に昔のくらしやできごとを、今に伝えるものが残っています。君の学校や家の近くにも郡山の歴史を伝えるものがありますよ。ぜひ、調べてみましょう!
1 開成館(開成三丁目)開成館は、1874年に建てられた郡山で初めての洋風を取り入れた建物です。当時は区役所として、その後も公共施設として利用されてきました。現在は、安積開拓を後の世に伝える資料館(しりょうかん)となっています。
2 三代(みよ)の一里塚(いちりづか)(湖南町)
一里塚は、江戸幕府が一里(約4km)ごとに、街道の両側に塚を築いたもので、旅人にとって歩いた距離の目安や、休息所となりました。三代の一里塚は、1667年に会津藩(はん)が整備したものです。
3 柳橋(やなぎはし)の歌舞伎(かぶき)(中田町)
10月中頃、中田町柳橋で行われる伝統芸能(でんとうげいのう)です。菅布禰(すがふね)神社の祭りに村人がしばいや歌を楽しんだのが始まりとされ、江戸時代の終わりごろから行われてきました。
4 富岡の唐傘行灯(からかさあんどん)花火(三穂田町)
亀賀森(かめがもり)神社の祭りにおこなわれるしかけ花火で、明治時代のはじめ頃から行われてきました。現在10月の第二日曜日に行われています。秋に行われる花火は、収穫祭(しゅうかくさい)にみられる火祭りに関係があるようです。
5 郡山市立美術館(安原町)
イギリス美術や日本の近代美術、郡山市出身の芸術家などの作品が展示されています。また、国内外の有名な作品の展示も、年6〜7回行われています。