1999 須賀川市勢要覧 「和 TAIWA」 -032/044page
すかがわ新時代
21世紀への輝き III
うつくしま未来博とともに歩む「環境共生シティ」づくり
入場者200万人を目指し、平成13年に開催される「うつくしま未来博」の会場地が、この「須賀川テクニカルリサーチガーデン」の一部です。
福島空港の北東部一帯に広がる阿武隈地域、730haを対象に整備が進められているこの事業は、「職・住・遊・学」機能を備えた、心の時代にふさわしい生活拠点「環境共生シティー」を整備するもので、試験研究施設による先端技術や頭脳集積を核とした知的集約型複合都市の実現を目指しています。
特に、テクノポリス構想や阿武隈地域総合開発計画などの広域的な開発プロジェクトにおいても、先進的な中核事業として位置付けられるため、いま、須賀川市では、この事業を、21世紀を見詰めた「市民のしあわせづくり」の大きな礎としてとらえ、平成10年10月の本格的な造成工事への着手を手始めに、精力的に推進しています。
なお、平成10年4月には、この事業の先行的なモデル都市とも言える21世紀の街「宮の杜ニュータウン」が、市内北部の緑豊かな丘陵地に誕生しています。
自然環境に調和したメイン進入路づくり
このテクニカルリサーチガーデンの一早い実現に向けて、精カを傾けている須賀川市では、現在、メイン進入路の築造工事を着々と進めています。平成10年6月に供用を開始した北側道路に次ぐこの工事は、この事業推進の要となる一大事業で、空港アクセス道路から中心地までの約3.5kmにわたり、自然環境に配慮したグレードの高い道路を築造するものです。
首都機能移転候補地としての魅力も
このテクニカルリサーチガーデンの整備事業には、福鳥県が新しい都市像・首都像として提唱する「森にしずむ都市」の理念が、大きく息づいています。そのため、平成10年1月に、3か所選定された首都機能移転候補地エリアの一つである「北東地域」の中の有力な地域として、今、この阿武隈地域が脚光を浴びているのです。
須賀川テクニカルリサーチガーデン
JAPAN EXPO IN FUKUSHIMA 2001
うつくしま未来博2001とともに
産学住遊の環境共生シティ建設へ