長沼町勢要覧 -002/044page
ごあいさつ
このたび、水と緑と歴史のまち「長沼町」を町民の皆さん をはじめ、ご来町の方々に広くご理解いただくために町勢要 覧を刊行いたしました。
わが町が今日の発展を見ることができるのも、歴史と伝統 を大切に、町を愛し育んでこられた先輩諸氏と町民の皆さん のご尽力があったからこそと深く敬意を表します。
水と緑に恵まれた当町は、福島中通り中央部の郡山地方 広域圏の南西部に位置し、福島空港・東北自動車道・東北新 幹線に近接し、国道118号と294号が町の中央部を縦貫 する高速交通時代への対応に適した立地条件を有しています。
この立地条件を生かした産業基盤の確立を図るため、元気 ある農林業の育成・商工業の振興・藤沼潮自然公園を中心と した観光・レジャー施設の利活用等、バランスのとれた町勢 の進展を図っております。
更に特別養護老人ホーム内に在宅介護支援センター・デイ サービスセンターを併設、また図書館とコミュニティ機能を 併せ持つ保健センターを建設し、超高齢化にむけた福祉対策 も重点事業のひとつとしてカを注いでおります。
住環境の整備については、花の里に百二十六区画を造成し、 現在宅地分譲を進めており、高度化する住宅ニ−ズに応(こた)える ことのできる「安らぎとうるおい」のある居住空間の創造に つとめております。
「公平」「公正」「清潔」を町政運営の基本として、町民の皆 さんとの「対話の町政」を大切に、皆さんの幸せ実現に向け た町づくりをこれからも進めてまいります。
本書は、長沼町の歴史と文化とそして明日への飛躍を広く 紹介しておりますので、当町をご理解いただくために役立て ていただければ幸いです。二〇〇一年(平成十三年)一月
長沼町長 廣 田 勝 男