鏡石町勢要覧-023/029page
やすらぎとうるおいをもとめて伸びゆくまち
農業従事者の高齢化や後継者の減少は全国的な課題であり、農業を基幹産業としてきた本町にとっても意欲ある担い手の確保が緊急の課題となっています。
そこで、意欲と能力のある農業者の育成、法人化や集落営農の推進、新規就農者の育成、農村整備、農業経営の資質向上などの支援体制の整備に努めるとともに、米や岩瀬きゅうり、いちごなどに代表される鏡石ブランドをさらに増やし、農業の安定的進展に努めます。
商業については、消費需要の多様化・個性化に加え、クルマでの買物が一般化したため、近隣の郡山市や白河市に買物客が流出している現状があります。地元ならではの魅力ある商店街を形成するために、駅前地区、国道4号沿線地区、駅東地区を商業集積整備ゾーンとして設定。商店個々の意識改革を図るとともに、商業の近代化・個性化を進めながら田園都市型商業を促進します。
工業については、南部第一工業団地への企業誘致と地域に散在している既存企業の移転誘導を積極的に行いながら、就労機会の増大と企業経営の安定に努めます。また、景気の変動に左右される労働環境の変化に対応した勤労条件の改善を図り、地元労働力の確保に努めます。
観光については既存の名所・旧跡などの整備に努め、唱歌「牧場の朝」や高野池の白鳥、町花「あやめ」の観光化を推進します。
また、本町は高速交通体系や広域的プロジェクトの中にあり、将来における開発需要が期待されています。