米作りの仕事(しごと)は,前の年のいねかりの後(あと)に田をたがやすことから始(はじ)まります。田植(たう)えは機械(きかい)でやるので,プラスチックのはこの中にたねまきをします。羽鳥(はとり)・湯本地区(ゆもとちく)では,平地(へいち)にくらべて気温(きおん)の高い日数(にっすう)が少ないので,寒(さむ)さに強く,取り入れの早くできる「初星(ハツボシ)」などの品(ひん)しゅをえらんで,たねをまきます。ハウスの中で田植(たう)えができる大きさになるまでなえを育(そだ)てます。そのあいだ,病気(びょうき)やがい虫(ちゅう)に負(ま)けない強いなえにするために,しょうどくをしたり,ひ料(りょう)をあげたりしながら,大切に育(そだ)てます。
いねのなえを育(そだ)てている間(あいだ),田に水を入れ,トラクターを使って土をこまかくするしろかきをします。
5月の初(はじ)めごろから,田植(たう)えを始(はじ)めます。10月のいねかりまで,やく5ケ月間(ごかげつかん),じょそうざいをまいたり,水をかんりしたりします。病気(びょうき)やがい虫(ちゅう)をふせぐしょうどくは,地区(ちく)ごとにきょうどうでヘリコプターを使っておこないます。
いねかりは,コンバインを使っていねかりとだっこくをいっしょにしてしまいます。機械(きかい)を使うことで,作業(さぎょう)の時間(じかん)はあまりかからないようになりましたが,機械(きかい)はたいへんねだんが高いので,ほかの農家の人たちときょうどうで買って使(つか)います。
米のしゅっかは,JA(ジェイエー)(農業協同組合(のうぎょうきょうどうくみあい))などをとおして,東京(とうきょう)などの大きな都会(とかい)におくられます。
このように,農家(のうか)の人たちは,それぞれの地区のきこうや地形(ちけい)にあった米づくりをくふうしています。 |
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