玉川村勢要覧 -029/038page

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福島空港

 平成5年3月20日、福島県民の期待 を背負って、遇かに連なる群須や安達 太良の山々を望む、玉川村と須賀川帯 にまたがる丘綾地に2千メートルの 第三種空港として福島空港が開港さ れました。

 その後、国内の空港需要の伸び、農 業経済等の広域化・国際化など、地方 空港を取り巻く環境は大きく変化す る中で、福島空港については、首都圏 に近く、地域的優位性を備えているこ とから、大型航空機の就航が可能とな る滑走路二千五百メートルへの延長 事業に取り組み、平成12年7月には平 行誘導路を含めた全施設が供用開始 の運びとなり、福島空港初のジャンボ ジェット機が就航しました。

 この間、福島空港は、本県や北関東 圏を含む空の玄関口として県民生活 の向上、産業経済の活性化などに大き く貢献し、空港の利用者教も堅調に推 移し、平成11年6月には、南港以来の 悲願であった国際定期路線の福島−上 海便、福島トソウル便が相次いで開設 され、平成12年12月末現在で、空港の 利用者数は460万人を越えました。 また、福島空港の利用を円滑にするた めに東北自動車道と磐越自動車道を 結ぶ、あぷくま高原道路や空港周辺の 一般道の整備が行なわれています。

 福島空港は、着々と国際化へのス テップを歩み、地域を変革させる起爆 剤としての役目を担っています。天空 から舞い降りた美しい銀翼は、翼を休 めることなく、新しい世紀の中で、県 民の希望と期待を乗せ、再び飛び立つ 準備をしています。


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