三春町勢要覧 -003/009page
第5次長期計画の主要プロジェクト(1996〜2005)
1.市街地における生活提案
「楽しいまち」
かつて地域の中心商業地であった三春町も車社会の対応の遅れや魅力の欠如、駐車場不足などにより消費者が郡山市や郊外店に流出するなど中心市街地の空洞化が進んでいます。商店街の活性化とまちづくりを住民と行政が一体となって取組むとともに、消費者ニーズに応え、商店街ににぎわいと活気を呼び戻すため、提案型商店街づくりをすすめます。
2.新しい時代の田園生活の提案
「豊かな田園」
魅力がないとされてきた農村生活には、豊かな自然や多様なライフスタイルなど、都会では味わえない豊かさ実現の可能性があります。価値観などの変化により、田園空間で憩いと安らぎの時を過ごしたいと願う都市住民が増えています。そこで、都市との本物の交流によって、田園文化の向上を図り、魅力とセンスに磨きをかけ、農村を元気にします。
3.次の世代のための生活提案
「いきいきとした子どもたち」
学校は、「いじめ」などの大きな課題を抱えています。学校や家庭、地域社会が教育問題をどう役割分担し、行政はどのような対策をするのか、課題は学校のみでは解決できません。そこで、人間としての生活、社会性、知識、道徳、芸術文化などを踏まえた幼児・学校教育、環境福祉、生涯学習など、各分野にわたり総合的かつ有機的な施策をすすめます。
4.高齢者・障害者が生きる喜びを失わないような生活提案
「ともに生きる社会」
高齢者・障害者の置かれた状況は様々で、それに合わせた多様なサービスが求められています。核家族化の進展や扶養意識の変化など社会状況に対応し、本人や家族の負担を軽減できる、家庭のニーズに応じたサービス提供が必要です。ニーズに応じたきめ細やかな、そして高齢者・障害者がともに生きる喜びを感じられる施策をすすめます。
5.参加する喜びのある地域生活の提案
「参加する喜び」
町政の主役は町民です。そしてまちづくりの基本は、町民参加にあります。町民が主体的に参加し行動することで、町はいきいきします。教育、福祉、ゴミ、街なみ景観の形成など、まちづくりの課題はより複雑化・高度化していますが、町民の力を合わせてまちづくりをすすめます。
6.便利で健やかな生活
「しっかりした土台」
ほんとうに豊かな暮らしの実現には、それを支えるしっかりした土台が必要です。近年の大規模プロジェクトの進展により、町民生活も便利で快適になりつつあります。一方、価値観の多様化などにより、人々の生活へのこだわりが生まれています。それらを踏まえ、町民が今にも増して安全で安心な生活が送れるよう、生活・産業基盤の整備をすすめます。