3年社会科学習しりょう わたしたちの町三春-043/067page
6)農業きょうどう組合の役わり
●ようさんのしどうをしてくれる先生をたのむ。
●ひりょうやのうきぐをまとめてやすく買い、のう家に売る。
●ようさんにつかう道ぐを買うお金にこまっているとき、お金をかしてあげる。
●工場からかいこのたねを買ってきて、しいくじょでそだてて、のう家にわたす。
●のう家があん心してまゆを作れるように、工場とまゆを買ってもらうやくそくをする。
●まゆをのう家からあつめて、工場にしゅっかする。
●まゆのだい金を工場からあずかり、のう家にわたす。
7)農家のおじさんの話
三春町ではむかしからようさんがさかんで、たくさんのかいこ小屋があったし、くわ畑も今よりももっといっぱいあったんだよ。でも、このごろは、中国産のきぬせいひんが安くゆにゅうできるためと、かいこのせわにとてもてまがかかるために、しだいにへってきてしまったんだ。
かいこは生きものだから、びょうきになるとたいへん。それにかいこ小屋の温度かんりもわすれずにしなければならない。それだけじゃなく、くわ畑の手いれもたいせつなしごとなんだ。くわをかいこに1日4回食べさせるんだけど、くわがびょうきになると、それを食べるかいこもびょうきになってしまうし、春先のしもの害も心配なんだよ。
こんなふうに、てまのかかるしごとだから、しだいにようさんをやる農家がへってきているし、わかい人でやる人がいないことがなやみなんだよ。