4年社会科学習しりょう わたしたちの町三春-050/055page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

(3)三春ダムがつくられるわけ
国では、阿武隈川のこう水を防ぎ、いつも一定の水が流れてほしいと思っている阿武隈川下流の市町村の人々の願いと、郡山市・三春町・船引町の人々の生活用水・かんがい用水・工業用水がもっとほしいという願いをかなえるためにダムをつくるようにしました。
そのために昭和43年度から予備調査をし、昭和47年度から実施計画調査。昭和50年度からは、建設段階に入って平成6年度完成をめざして仕事を進めています。
大雨でも安心 ←大雨でも安心
たくさん雨が降っても、1秒間に100m 3 以上は流れないようにダムが調節してくれますから、阿武隈川がこう水になる心配がありません。なんと28,000,000m 3 の水量まで調節してくれます。これは、後楽園球場をますにすると約28はい分の水と同じ量になります。
 いつも適度な流水→
たとえ雨の降らない日があっても、いつも私たちに必要な水の量を約束してくれます。そのためにダムには、こう水期で最大60,000m 3 、その他の時期で最大9,900,000m 3 もの水が確保してあります。
いつも適度な流水
かんがい計画も万全 ←かんがい計画も万全
ダムが完成すると、阿武隈川、大滝根川沿岸の郡山東部地区及び三春南部地区には4,056haの田畑が作られます。ここに専用の施設を新しくつくって、三春ダムからかんがい用水を送ります。50m×8コースのプール113ばい分(1年間分では、19,300,000m 3 )が使われます。
 水道工業用水もおまかせ→
船引町・三春町・郡山市などは、生活水準も向上して、飲み水をはじめとする生活に必要な水の量はもちろん、工業用水の需要も大幅に増しています。
これからの市町村を支える用水も供給します。
郡山市 87,200m 2  三春町12,100m 3
                    }1日に使う量 
船引町 5,900m 3  日本化学工業 4,200m 3
水道工業用水もおまかせ


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は三春町教育委員会に帰属します。
三春町教育委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。