三春の歴史-010/52page

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3)柴原A遺跡
柴原A遺跡は、中郷地区の大滝根川沿いの柴原というところにあります。
今から、およそ4千年前の人々が住んでいたあとで、土器類、石器類、土偶などがたくさん出土しています。
古い建物のあとも発見され、広場や大集落のあとがありました。広場では、集落の代表者が集まり、それぞれの村のまつりをひろうしたりお互いの情報交換をしていたことが下の図からわかります。現在、出土されたものは、三春町歴史民俗資料館や三春ダム資料館に展示されています。
この遺跡には、石を円形と方形に敷きならべた住居あとが8ヶ所発見され、また、ここから完全な形で土偶が出土しています。
今の土瓶や急須にも似た形の土器も発見されています。遺跡の中に墓とも思われるあとも見付かりました。

柴原A遺跡より発掘された土偶
柴原A遺跡より発掘された土偶

敷石住居跡埋設土器
敷石住居跡埋設土器

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