常葉町町勢要覧 -011/026page
観 光
昭和63年 カブトムシ自然王国誕生。ここには夢があふれています。
葉たばこの産地として知られる常葉町、ですが、近年そこから新しい夢が生まれ、大 きく育ちはじめています。葉たばこの肥料となる腐葉土の中に、毎年大量に発生する カブトムシの幼虫がきっかけでした。姉妹都市を結んでいる東京都中野区の子供た島 へのカブトムシのプレゼントから、町おこし始まりました。昭和63年6月に「カブトムシ自然王国」 が開国し、その後「カブトムシ自然観察園」や「カブト屋敷」などの施設も誕生し、あふれる自然 の中でカブトムシの生態を観察できるようになりました。さらに、殿上観光牧場一帯には「こどもの 国ムシムシランド」が建設され、ここでは四季を通して子供から大人まで楽しめる遊具も整備されて います。
常葉町では、カブトムシとのふれあいを通じて自然の大切さを考えていただき、さまざまな施設を 通して多くの人との交流を図っていただければと考えています。
[カブトンとカブリン]
カブトムシ自然王国のキャラクター「カブトン」は、いつも元気な常葉町の人気者です。 そして、そんなカブトンといつも一緒の「カブリン」は、実はカブトンのお嫁さんなのです。
[カブト屋敷と殿上牧場]
殿上観光牧場一帯に広がるムシムシランドには400mの長さを持つ滑り台「スカイロー ラー400」やポニーとふれあえる「ポニー広場」、人工芝の「オニヤニマゲヒンデ」など の遊具のほか、宿泊施設も備えています。また、カブト屋敷には世界の甲虫(カフトムシやク ワガタなど)の標本が約250種2000匹展示されています。
「町民に愛されるリフレッシュゾーン、スカイパレスときわを『町の誇り』に。」
常葉町はカブトムシ自然王国として全国的にも有名になり、現 在年間10万人以上の方が訪れています。これは町おこしの成功事 例としても注目を集めています。振興公社のホームページを立ち上 げるなど、義業の推進に積極的に取り組んできた吉囲さんは「今後 は、一度来てくださった方が『もう一度行きたい』とくださるよ うになることが課題です。そのためにもこどもの国ムシムシランド が町の交流の拠点となり、『町の自慢』となるよう頑張っていきた いと思います」とこどもの国ムシムシランドのさらなる発展を目指しています。「 豊かな緑と美しい景観を大切にしながら、次代を担う子供達がイキイキと夢や希望 を持って、常葉に生まれて良かったと思えるような町に発展していってほしいと思います」
(株)常葉町振興公社 総務部長 吉田吉徳さん