第4学年社会科副読本わたしたちのきょうどまちふねひき-040/053page
あきらくんとよし子さんは,おじさんにもお話をうかがってみました。
箭丙さんのおじさんのお話(今の葉たばこ作り)
私が葉たばこ作りをおじいさんからついでからは,共同育苗センターができて,苗を育てる苦労はなくなったね。それに土を起こすトラクターや苗を植えつける機械とか,いろいろな機械を使えるようになって,じいさんのころとくらべたら,作業はずっと楽になったんじゃないかな。
それじゃ葉たばこ作りの苦労はなくなってしまったのですか。
私たちにとって,とてもつらいことがあるんだ。それは自然災害なんだ。葉たばこは,霜やヒョウ,台風などの害を受けやすいんだよ。
1977年(昭和52年)の時は,ヒョウが降ったために葉に穴が開いてしまい,専売公社に収めることのできる葉たばこを収かくすることができなくなってしまったんだ。
そんなことがおじいさんのころから,そのまた昔から何度もあったのだけれど,私たちはそれを乗りこえてきたんだよ。