都路村勢要覧 -015/027page
第三章
歴史
History都路の歴史をうつす文化遺産。
人々の暮らしの中に息づく伝統。
これらを絶やすことなく、
守りつづける心やさしい人々がいます。
心豊かな暮らしが育む伝統文化。
縄文人の暮らしをいまに伝え る「古代の村」。人々の心のよ りどころとして、いまも優しい まなぎしで村を守る園寿寺の 「阿弥陀如来」。樹齢300年 を超える木々が天に向かってそ びえ立つ「西戸の森」。往時よ りこの桜の開花をめやすにそ の年の農作業をはじめたと伝 わる「馬酔木沢の桜」。古道小 学校のこどもたちを優しく見 守る樹齢200年の「笠松」。 室町時代、この地に陣をとり、 その目印に植えられたと伝わ る「陣場の松」。今年の秋の実 りに感謝し、来年の五穀豊穣 を祈願しながら天日鷲神社に 奉納された「岩井沢三匹獅子 舞」…。
都路には、古から人々の手によ って守られてきた文化財や伝 統芸能が数多く残されていま す。これは心豊かな人々が住 む村の証です。このかけがえの ない伝統と文化の香りをわた したちの時代で絶やすことなく、 未来へと引き継ぎながら、また 新たな伝統と文化を育んでい きたいと思います。