農業副読本編さん事業 社会科資料 都路村の農業 - 013/022page
今では、養蚕をする農家は減ってきました。都路村では、一年に三回から四回し育しますが、特に、岩井沢持藤田(もっとうだ)地区では、一年に六回し育することができます。
共同の養蚕し育所で卵からかえった蚕(かいこ)は、各農家に配られます。蚕(かいこ)は、桑の葉を食べてから大体二十五〜六日くらいでまゆになります。とれたまゆは、養蚕農家から、各製糸会社へ売られます。
まゆも品質により値段がちがうので、し育する部屋を完全に消毒したり、よい桑を作るため古くなった桑を新しく植え変えたりするなどいろいろな努力が続けられています。