西郷村社会科副読本 DATA BOOK-029/147page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

[2]―3 村の花・鳥・木(昭和61年7月17日制定)
村の花(草花の部) ミズバショウ
・村の花(草花の部) ミズバショウ
・村の花(木花の部) ヤシオツツジ
・村の花(木花の部) ヤシオツツジ
・村の木 カシワ
・村の木 カシワ
・村の鳥 キジ
・村の鳥 キジ
1 村の花(草花の部) ミズバショウ
     (木花の部) ヤシオツツジ
2 村の鳥 キジ
3 村の木 カシワ
村の花の解説
(草花の部)
 「ミズバショウ」は、本州中部以北の湿原にはえる無茎の多年性草木で群をなして茂っている。村内においては、田土ヶ入地区に植生しているが同域は、標高400メートル台のミズバショウ自生地としては、珍しく低地に位置し村でも現在保護につとめており明るくさわやかな高原の村にふさわしい。
(木花の部)
 通常「ヤシオツツジ」と呼ばれているものは、むらさきやしおつつじ、あけぼのつつじ(アカヤシオ)、ごようつつじ(シロヤシオ)の三種の総称である。いずれも山地にはえる落葉木で本村に自生し、甲子渓谷、楽翁渓などの名勝の一要因となっており今後保護を加えないと絶滅の恐れのある貴重な植物となっている。
村の鳥の解説
 「キジ」は姿、形が美しく西郷村のような自然が荒らされていない低木林や草原の所でないと棲息し得ない鳥である。したがってキジを保護することは、自然の保護にもつながり村の鳥として尊ぶにふさわしい。
村の木の解説
 山野にはえる落葉高木でしばしば人家に植えられている。
 「カシワ」はブナなどの伐採された後に自生し、また、山火事などで他の樹木が焼失したあとでもよく堪え、生き残る形で山野に自生している。その困苦に堪え強く生きる風格は人々に親しまれており、また、その葉は昔から食物を包んだり食器がわりにと、人間に用いられている。なお、本村の四校の校章にもとり入れられている。

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は西郷村教育委員会に帰属します。
西郷村教育委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。