矢吹町町制施行百周年記念要覧 -023/046page

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紆余曲折を経て新生「矢吹町」の誕生までの日々

票も行われ矢吹町・中畑村との 合併が議決されたのは、昭和三 十年一月二十日のことでした。

 また、同年三月二十三日には 地理的、経済的な理由から合併 を希望していた広戸村の田内地区、 柿之内地区が分村、矢吹町に編 入されました。

 一方、当初出された信夫村、 大屋村との合併計画は進展をみず、 具体化には至りませんでした。

昭和三十年三月三十一日、一 町二力村、広戸村の一部を 合併して生まれた町は伝統ある 「矢吹」の名をとり、新たな矢 吹町として誕生したのです。

町村合併関係書類
町村合併関係書類

合併15周年記念祝賀会
合併15周年記念祝賀会(昭和45年)

町村の自治確立のための再編成、行政組織運営を合理的、能率的にする目的で行われた町村合併。
各町村の地道な話し合いや合併への署名活動も行われた合併計画は地理的、経済的な問題も噴出した。紆余曲折を経て、新生矢吹町が誕生、現在の発展につながった。

矢吹、時の鼓動

1955−1974

札幌オリンピック聖火引継ぎの練習
札幌オリンピック聖火引継ぎの練習

仲西昌寛氏ヒマラヤ登山成功
仲西昌寛氏ヒマラヤ登山成功

ヘリコプターによる防除(昭和43年)
ヘリコプターによる防除(昭和43年)



□昭和四十年
◆六月◇矢吹保線支区開設◆七月◇上水道 工事着工(4ケ年継続)◆十月◇国勢調査、人 口15,690人

□昭和四十一年
◆四月◇旭町・中畑新田地内町道舗装

□昭和四十二年
◆三月◇授産場新築落成◆九月◇町商店街 に街路灯(水銀灯)設置◆十二月◇西白河地方 衛生処理一部事務組合設立

□昭和四十三年
◆三月◇上水道竣工◇国土調査事業(地籍調査) 完了◆五月◇矢吹町章制定◆八月◇ヘリコプ ターによる農薬空中散布実施

□昭和四十四年
◆七月◇谷中古墳・鬼穴古墳の発掘調査◆十 二月◇矢吹小学校々舎新築落成

□昭和四十五年
◆五月◇国勢調査、人口15,666人

□昭和四十六年
◆四月◇旧中畑陣屋の二本榧県指定天然記念 物となる◆六月◇矢吹インターチェンジ設置決 まる◆十一月◇おくのほそ道自然歩道(白坂明 神〜矢吹間)完成記念式

□昭和四十七年
◆一月◇札幌オリンピック冬季大会聖火リレー 矢吹町通過◆四月◇鬼穴古墳群県指定史跡 となる◇白河広域圏消防署矢吹分署開所◆六 月◇国営稔合農地開発事業促進協議会発足 ◆十二月◇町振興計画「昭和60年を目標に“さ わやかな田園都市”づくりをうち出す」

□昭和四十八年
◆五月◇矢吹中央公民館開館◆十一月◇東北 縦貫自動車道(白河・郡山間)開通、矢吹インタ ーチェンジ開設

□昭和四十九年
◆二月◇県自然環境保全地域に恩賜林と五本 松の松並木決定◆六月◇下荒具古墳群を町重 要文化財に指定◆八月◇第1回三鷹市とのス ポーツ交流開催◇町の花に「しゅんらん」、町の 木に「あかまつ」が選定される。


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