矢吹町町制施行百周年記念要覧 -045/046page

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Mayer’s Message

100年の歴史を越え、輝ける未来に向けて

矢吹町長
幕田 耕郎

矢吹町長 幕田耕郎

時は刻一刻と歴史を刻み、時には輝かしい 足跡を残し、時には人々に大きな試練を与えてきた。
矢吹が原を潤す羽鳥用水の流れをみるとき、 荒涼たる原野への通水駄明時の時代から長い間の 悲願だった住民の歓喜の婆が目に浮かぶ。
戦前にお串ては、矢吹の地に陸垂の飛行場が設置され、 大戦末期には特攻隊員となるべく猛訓練に励んだ 若者にも思いが及ぶ。

昭和30年には矢吹町、中畑村、三神村、そして広戸村 の一部が手を携えて、新生矢吹町の誕生。
昭和48年、東北縦賞自動車道が開通し 矢吹インターチェンジが開設された。
昭和57年、東北新幹線が開通した。
平成5年には、近接して福島空港が開港した。
空に陸に新しい高速交通網が整備され、 その要衝の地として矢吹町は飛翔してきた。
100年の回顧に改めて歴史の重みを感じ、 先人の偉業に心から感謝の念が湧き起こる。

21世紀を迎えた我が町も少子高齢化、 高度情報化の波を避けて通れない。
これらには、さらにきめ細かい施策を 講じていかなければならない。
先人が長い年月をかけて大切に守ってきた 矢吹町の自然や文化、こうした財産に努力を重ね 新たな魅力を加えて後世の人々に伝えていくことが、 今に生きる我々の責務である。

矢吹町が明治35年に村から町となって 100年を迎えた記念すべき年、 これからの矢吹に限りない愛情を注ぎつつ発展を誓う。

矢吹町章昭和43年5月1日制定

矢吹町章
矢吹の「矢」を図案化したもので、原図は仲西保蔵氏の考案による。

町の花・木昭和49年7月26日制定

シュンラン「春蘭」
野生のほか、観賞用としても栽培される常緑の多年草。早春に薄黄緑の花を咲かせる。

シュンラン「春蘭」

アカマツ「赤松」
樹皮は赤褐色、葉は二針葉の常緑高木。高さ35m、直径1mを越すものもある。

アカマツ「赤松」

矢吹町町民憲章昭和58年11月3日制定

わたくしたちは、自治をになう町民としての自覚にたち 先人のひらいた郷土を愛し、活力に満ちたさわやかな田園都市づくりをもてめて、 この町民憲章を定めます。

1.勤労にいそしみ、創意をいかし、力あふれる豊かなまちをつくります。
1.手をつなぎ、心ふれあう安らぎのあるまちをつくります。
1.健全な人づくりをめざし、希望にみちた明るいまちをつくります。
1.自然を愛し、調和のとれたさわやかなまちをつくります。
1.歴史を大切にし、ふくよかな文化の香り高いまちをつくります。

矢吹町の位置・地勢

矢吹町の位置

矢吹町は福島県の南部、北緯37.12、東経140.20に位置しています。
町中総面積ほ60.37平方キロメートルで、ほとんどが なだらかな地形をしています。三方を阿武隈川、隈戸川、 泉川が流れ、羽鳥ダムの水を利用した農地が町の面積の 半分以上を占めています。
空港・高速道路・鉄道の交通体系に碁まゎているはか、 町内を国道4号が通り、主要地方道6本が集結するなど 南東北の玄関口として、産業・流通ともに重要な役割を 担っています。
特に東北自動車道〜礪島空港〜磐越自動車道を結ぶ 高速交通ネットワーク「あぶくま高原道路」を形成する ことにより、各地域へのアクセスが充実します。

東北自動車道〜礪島空港〜磐越自動車道を結ぶ高速交通ネットワーク

(高速道路)東北自動車道の矢吹I.Cまで5分。東京へ、2時間30分で結びます。
(新幹線)東北新幹線の新白河駅まで、東北本線で18分。東京へ、1時間30分で結びます。
(航空機)福島空港へ車で15分。全国へ結びます。


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掲載情報の著作権は矢吹町に帰属します。
矢吹町の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。