矢祭町町勢要覧 -002/029page
時の旅 YAMATSURI
『心ある人に見せばや陸奥の
矢祭山の秋の景色を』
西行法師矢祭の地名は、平安中期の永承6年(1051)、源義家 が奥州12年戦争の凱旋の途中、ここの美景を賞賛し、背負って いた弓矢を岩窟に納めて戦勝報告の祭りを開き、武運の長久 を祈ったことからこの名が起こったとされております。
また、西行法師や水戸光圀公などもこの美景の地の歌を残 しています。
下関河内字上古宿五七 菊池理夫氏宅の庭に、神 変尊殿があって、堂内には 木刻の役行者小角(えん のぎょうじゃおづぬ)が中 央に、左右の鬼が安置さ れております。