わたしたちの鮫川村-000-03/109page
この学習資料集を利用されるみなさんへ
3年生と4年生の社会科では、自分たちの住む村のくらしを、自分の目や耳、手足を使って調べたり、考えたりすることが中心となります。
しかし、調べたいところにいっでもいけるわけではありません。また、聞くだけではわかりにくいことがたくさんあります。
そこで、そんなときたしかな学習を進めることができるようにと願って、この学習資料集が作られました。
この学習資料集は、鮫川村のようすを学ぶときのもととなるものです。ここにおさめられている地図や写真・グラフなどの資料は、わたしたちの鮫川村のことをわかりやすく知るためにとくにえらんだものばかりです。
学習計画にそって、この資料集をじょうずに利用して、
「わたしたちの鮫川村はどのような村だろうか。」
「人々は、どのようなくらしやしごとをしているのだろうか。」
「もっと住みよい村にするために、村ではどんな計画を立てているのだろうか。」
「鮫川村は、これまでどのようにはってんし、これからどうなっていくのだろうか。」
など、つぎつぎにおこるぎもんをかいけつしていってほしいと思います。
そして、わたしたちのきょう土のすがたを正しく知って、きょう土を愛する人になってくれるよう願っています。
ささらのいわれ
毎日、毎日つめたい雨が
ふりつづいた
寒い夏であった
米が一つぶも実らなかった
食うものもなく
わるい病気がはやり
村人は数多く死んだ
こんなことをなんども
くりかえしたことだろう
しかし 村びとはくじけなかった
ひとくわ ひとくわ
山の上まで田畑を開き
モッコをかつぎ 道をつくった
おぼんになると
先祖のれいをなぐさめて
月の夜いくばんもおどった
江竜田の
渡瀬のちんじゅ様に
やまいをはらい
米がとれますようにといのり
ささらをおどった
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