北会津村の文化財第23集 -025/027page
編集後記
○ 昭和51年5月、県の天然記念物として、文化財に指定された白山沼が、昨年の5月に水環境整備事業「白山沼地区」として採択され、平成8年度から平成14年度まで7ケ年の工期で、白山沼の泥の除去・周辺の整備等が計画されています。
平成7年度より、毎月定期的に東北農政局・イトヨ研究家の山中實氏(喜多方市在住)・公民館でイトヨの生息調査・平成8年度は更に、植物研究家の斉藤慧氏(塩川町在住) の協力を頂き、沼周辺に繁茂している草花の調査をしていただきそのデータを基にして、白山沼「イトヨ」保全研究会を開催し、イトヨの生息状況・イトヨに優しい環境づくり (工法) 等について、各専門家の立場から、検討されております。
1月28日には、北会津村イトヨを守る会が設立され、村文化財保護審議会委員長の越智一男氏が会長・保護審議会副委員長の新井田忠誠氏が副会長に選出されました。
皆様に愛されるイトヨの環境整備・北会津村の小・中学生の環境教育の場として、北会津村イトヨを守る会の構成員が一丸となり、夫々の立場より、アイデアを出し合い日本一の生息場所となるよう、決意されました。○ 第23集の編集にあたり、多くの方々のご協力を頂き、貴重な資料を収録することができましたことをあつく御礼申し上げます。