わたしたちのきょう土 磐梯町 -008/116page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

II わたしたちのくらしをささえているもの

1 用水と飲み水

わたしたちが生活していくのにどうしても必要なのは水です。水は,人間だけでなくあらゆる植物や動物になくてはならないものなのです。

(1)磐梯町の用水ぜき

人々は昔から,豊かなくらしをしたいと願っていました。あれ地を開いて田畑にしたり,せきをつくって水を水田に引きました。

磐梯町の水田に引く水のみなもとは,日橋川(にっぱしがわ)と大谷川,それに大谷川にはいる谷川の水です。

せきは,これらの川の水をしょうずに使うためつくられました。


現在のせき

用水系統 堰の数 かんがい面積
布藤堰 布藤堰1 15ヘクタール
布藤堰から取水する堰 沼田堰など3 29ヘクタール
布藤堰より大谷河へ流し,大谷川から取水する堰 大堰など15 173ヘクタール
谷川より取水する堰 磨上堰など14 150へクタール
大東堰 大東堰1 43ヘクタール
わき水による堰 2 5ヘクタール
合       計 36 415ヘクタール

大谷川の水は,いまでは町の水田面積の78%に利用されていますが,もともと水の量は多くはありませんでした。新しく水田をつくろうとしても,水がたりなくてはできません。

そこで昔の人は,水の量の多い日橋川の水を大谷川に流しいれようと考えたのです。


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は磐梯町教育委員会に帰属します。
磐梯町教育委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。