わたしたちのきょう土 磐梯町 -073/116page
働いていた日曹金属林式会社会津エ場では,公害(こうがい)問題や経営の合理化によって働く人が少なくなりました。
またそのころまで,日橋川ぞいにある発電所を,見守ったり修理する人たちが,家族といっしょに磐梯町の社宅に住んでいました。しかし,仕事の合理化が進んで,社宅の人はほかのところで仕事をするようになりました。
こうして,磐梯町の人ロはだんだん少なくなり,商店も減って,町がさびれてしまったのです。
リゾート計画
清水平のあたりは,磐梯朝日国立公国の中にあり,北の方に磐梯山をはじめ猫魔ケ岳などの山々が,南の方には猪苗代湖が見えるすばらしく景色のよいところです。
磐梯町では,前のようなにぎやかさを取りもどすため,清水平あたりをレクリエーションの場所として,役立てようと考えました。
そのころ福島県では,会津フレシェリゾート構想を計画し,国から認められました。それで,磐梯町では「磐梯清水平りゾート開発計画」をつくり,大規模(だいきぼ)な開発をすることになりました。開発される面積は,約l,020ヘクタールで全部完成するまでには,たくさんのお金と年月がかかります。
磐梯町のカだけではできないので,いろいろな会社がまとまって