郷土読本 わたしたちのきょう土 猪苗代-024/112page

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(2)米づくり
町のほとんどの農家が,米づくりをしています。猪苗代町は米づくりに合ったところで,病気や害虫の発生も少ないです。
春になると,農家の人は,肥料をまぜた土に消どくした種もみをまき,育苗器に入れ,決まった温度にして苗を育てます。その間に,たい肥などの肥料を土とよくまぜるために,田おこしや代かきをします。こうして,苗のよく育つ土にします。苗の葉が,3・4まいぐらいになったとき,田植えをします。
夏には,水がなくならないように田を見てまわったり,草かりをしたり,ざっ草がはえないように除草剤をまきます。また,病気や害虫からいねを守るため消どくをします。
秋にいねが実ると,コンバインでかりとり,だっこくをし,カントリーエレベーターでかんそうやもみすりをして出荷します。
米づくりの仕事は,機械を使ってするようになったので,とても早くできるようになりましたが,いねの花がさき,実るころに日照不足や低温・台風などにみまわれ,不作になることもあるので,農家の人の心配はたえません。
また,他の国から米が日本に輸入されはじめ,ますます米づくりを心配する声もふえています。しかし,そんな中でいろいろ工夫しているグループもあります。
米づくりの作業ごよみ
米づくりの作業ごよみ

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