熱塩加納村勢要覧 -002/026page
人が豊かに生きる村
20世紀は物質文明の世紀といってもいいでしょう。20世紀後半のわずか数十年の間に人類は豊富な物質に囲まれ、物質を 消費して生活するようになりました。確かに人々の暮らしぶりは飛躍的に便利になりました。
しかし、豊かな物質文明がそのまま人々に幸福をもたらしたかといえば疑問を持たないわけにはいきません。 21世紀に向けて環境問題や教育問題、少子高齢化による社会のゆがみ、ひずみが大きな問題となり噴出しています。
このような中、我が熱塩加納村は日本の都市部が失ったものを数多く残しています。豊かな自然、信頼のコミュニティ、 心通う人間関係などは21世紀への大きな財産なのです。
本村は、こうしたすばらしい資源と特性を活かしながら、新しい感覚と発想を持って『うるおいと豊かさに満ちたこころ・ くらし・みどりを育む村』の実現を目指しています。
村民本位の村民のための村政を基本理念とし、村民が一丸となり特徴ある風土、風景、風情、風味などを大切にしながら 『風格あるむらづくり』を力強く押し進めていきます。
熱塩加納村村長 山口 信也
村づくりの基本目標
うるおいと豊かさに満ちたこころ くらし みどりを育む村