北塩原村政要覧 -035/046page
歴史
北塩原村の文化財は磐梯山噴火で桧原地区を中心に多くを失った。しかし会津藩の奥座敷、米沢街道として重要な役割を果たしていた名残は残っている。また、中世の葦名氏、伊達氏などの活躍の跡も残されている。さらに噴火によって湖底に沈んだ村、文人や噴火後の裏磐梯で植林を行って復興に努めた遠藤現夢の歌碑などが残る。 檜原歴史館の内部。会津米沢街道の歴史と文化の展示のほか、湖底に沈んだ桧原宿場の様子をジオラマで再現する。
大塩虚空蔵菩薩堂。本尊は木造金箔坐像で秘仏。
北山漆薬師堂。会津五仏の一つ。弘法大師によって建立されたと伝えられる。
桧原山神社(大山祗神社)。桧原湖上にある鳥居で、参道は湖底に沈んだ村へと続いている。
旧米沢街道の松並木。寛文7年(1667年)に会津藩が街道整備した際に道標として植えたと伝えられる。
漆の石仏。北山地区漆を中心に東西南北の約500m地点となる主要4街道入口に立つ板碑で疫病、邪除けの守り神とした。