ぼくたち、わたしたちの北塩原村-090/110page

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(2) 森林を守るために
1) 国有林
国有林は、国土面積の20%、全国森林面積の30%に当たる約761万haを占めています。
全国では、7つの森林管理局と7つの分局がおかれ、国有林を管理しています。
北塩原村にある国有林は、関東森林管理局の中に属し、小野川森林事務所と檜原森林事務所で実際に管理しています。
北塩原村は、7割が森林で、その80%が国有林です。
その面積は、13,600haあり、その内訳は、小野川森林事務所が6,600ha、檜原森林事務所が7,000haとなります。
北塩原村にある国有林にはいくつかの特徴があります。
1つは、すべて国立公園の指定を受けているということです。いろいろなことを決めるのに国立公園を管理している環境庁と話し合って決めています。
2つ目は、保安林が多いということです。主に水源かん養保安林に指定されています。
裏磐梯地区、檜原地区の飲み水はすべて国有林のわき水です。そのため、水源を守るために保安林に指定し、大切に保護されています。
3つ目は、森林と人がうまくやっていく(共生する)ために、レクリエーションの森に設定されているところが多いということです。
グランデコスキーリゾート、裏磐梯猫魔スキー場、裏磐梯野鳥の森、中津川渓谷がそれにあたります。
4つ目は、国指定の天然記念物に指定されているところもあるということです。雄国沼湿原植物群がそれです。

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