わたしたちのまち山都町-090/110page

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2)むかしからつたわる行事
山都町には,むかしからつたわる行事がたくさんのこっています。多くの人が集まって行うもの,それぞれの家で行うもの,神社や寺にかんけいのあるものなど,いろいろあります。それらの一つ一つに人びとのさまざまな願いがこめられているのです。
左の写真は,1月15日に行われる「さいの神」です。豪いえから門松,しめなわ,正月かざり,わらなどを集め,木にまきつけて立て,夜になってからもやします。
集まった人たちは,もちやスルメを長い木や竹の先にさしたりはさんだりして,火でやいて食べます。これを食べると病気にかかったり,事故にあったりしないといいったえられてきました。
さいの神
さいの神
1月のなかごろを小正月とよんでいます。小正月には「さいの神」のほかに,その年にたくさんの作物がとれますようにと願う行事が,いくつかあります。雪の上にもみがらをまき,わらでつくった苗を雪にさしたりする「さつき上ミズキの木にだんごをさして豊作をいのる「だんごさし」などもその一つです。
だんごさし
だんごさし
わたしたちは,ふるさとにつたわるこれらの行事を,これからもたいせつにしていきたいものです。

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