高郷の地質と化石 会津化石研究グループ -015/066page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

II 化 石 編

 高郷村は、江戸時代に善かれた田村三省の「会津石譜」に貝化石や竜骨を産するところ、とあり、昔から貝化石や大型動物の骨化石の産地として知られていたようです。近年になって、これらの化石は科学的に分類整理され、また新たな化石が次々と発見されています。これらは概略第4図に示すように、海生哺乳動物や陸上植物など多種多様にわたっています。また1973年以来大型の海生哺乳動物化石をはじめ、続々と新しい化石が発見され、その名も明らかにされつつあります。以下に海生哺乳動物化石を含む脊椎動物化石と無脊椎動物化石、それに植物化石に分けて、そのおもなものを紹介しましょう。

アイヅタカサトカイギュウ
アイヅタカサトカイギュウ(背側からみた頭骨化石、上が前方)


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は高郷村に帰属します。
高郷村の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。