西会津町勢要覧 -019/022page
◆ いきいきとしたまちづくり
産業振興
磐越道の開通により、高速交通体系に組み入れられたことをきっかけに、若者から高齢者までがいきいきと働くことができるまちをめざして、次のような産業振興施策を推進しています。
第一に『就業機会の確保等』を目標に、UターンやIターンの促進など、安定した生活ができる就業環境づくりを進めています。
そのため『工業の振興』も強化を図ります。
また『農林水産業の振興』では、効率化された農業の確立と法人も含めた農業の担い手の確保をめざします。林業と内水面漁業に関しては自然環境に配慮しながら振興を図ります。
商業面では『商業の振興』として、新商店街づくりを進めるため既存商業機能の充実促進を図ります。
さらに『観光の振興』として、交流型、滞在型の多様な観光需要に対応し、自然との調和がとれた開発や施設の整備を行います。
これら5つの角度から、いきいきとしたまちづくりをめ ざします。◆ ここちよい環境づくり
環境整備
今、町に住んでいる人々、これから町に住む人々がともに便利で心地よい生活を送ることをめざしながら、かつ貴重な自然環境との調和に配慮して以下の生活環境の整備を行います。
まず町の資源の利用については『自然と調和した土地利用』および『自然と調和した水利用』を心がけます。
次に『下水道の整備』と『上水道の整備』を図り、より快適な水利用をめざします。
また情報・流通面を発展させるのが『交通通信体系の整備』と『道路網の整備』です。
さらに、リサイクルとごみの減量化、し尿処理、公害の防止、河川の美化、墓地の整備などを行い『快適環境づくりの推進』を図ります。
このほか雪国快適総合整備事業等を実施する『克雪利雪対策』をはじめ、『防 災、防犯と交通安全の推進』『集落の整備』『住宅の確保』『後継者対策』など、全12項目の施策の推進を通して、心地よい環境づくりをめざします。◆ 民主的な行政運営
行政・議会
多様化、高度化した行政諸課題に的確かつ効率的に対処していくためには、合理的な行財政の運営と議会の意思決定機関としての役割が欠かせません。
まず『行政』では、効率的な行政運営を図るために、適正な組織や人員の配置について適宜見直す一方で、OA機器の導入などによる事務の合理化や庁舎および執務環境の整備を図り、町民の利便性の向上に努めていきます。また、住民参加を推進するために、広報広聴活動の強化充実を図っていきます。『議会』は、20名の議員で構成され、議事機関として条例の制定や予算の決定など町政運営の意思決定機関として重要な役割を担っています。議会は、年4回の定例会とほかに臨時会があり、町の重要事項を審議・議決するほか、それぞれの委員会活動を行う中で、町民の福祉の向上と町民の立場に立った町の将来像の実現のため意欲的に活動を行っています。