西会津町勢要覧 -021/022page
西会津町概要
町の概要
福島県の西北部に位置し、新潟県と接する西会津町は、その広大な町土の83%を林野が占め、豊富な山林資源に恵まれている。町のほぼ中央を雄大な阿賀川が横断し、山裾の平坦部は肥沃で米などの栽培に適している。町を横断する国道49号線は、かつて越後街道と呼ばれ、江戸時代に宿場町として繁栄した。現在の西会津町は、昭和29年7月に1町9村が合併して発足した。
町章
西会津町の「西」を図案化したもので、上部の円は住民の協和を、三角形の三辺は自由、平等、友愛を基調とする民主主義の精神を、V字形は町政自治の発展を象徴している。
町の木 桐
桐は、古くから会津で栽培され、中でも西会津町はその代表的な産地である。畑はもとより家屋敷にも植えられ、町の人々は桐とともに成長すると言っても言い過ぎではない。木は非常に軽く、木目の美しさ、しぶい光沢は高級な家具・楽器類などに使われ、会津桐として全国に有名である。
町の花 おとめゆり
東北地方の一部に限られて自生する珍しく貴重な花。西会津町の山地に数多く自生している。茎丈50〜90cm、鉄砲の形をしたピンクの可憐な花が6月上旬から中旬にかけて野山を飾る。古くはアイズユリ・サユリとも呼ばれていた。地方によっては五月百合・春百合・イワユリとも呼ばれる。