わたしたちの郷土 西会津町 -028/122page
(2)米づくり町のほとんどの農家(のうか)は、米作りをしています。米は一年に一度(いちど)しか収(しゅう)かくできないので農家の人たちはあきはにどれくらいとれるかが一番(いちばん)気になります。
春になると、肥料(ひりょう)をまぜた土と消(しょう)どくしたたねもみをまき、育苗機(いくびょうき)に入れ、きまった温度(おんど)にして苗(なえ)を育てます。その間(あいだ)に田に肥料をまいて田おこしをしたり、水を入れて代(しろ)かきをしたりします。なえのはが、1ヶ月ほどして3,4まいぐらいになったとき田植(たう)えをします。
夏には、水がなくならないように田をみてまわったり、ざっ草(そう)をとったり、ざっ草がはえないよう除草剤(じょそうざい)をまいたりします。また、病気(びょうき)や害虫(がいちゅう)からいねを守(まも)るために消どくを6回ぐらいします。
米づくりは、春から秋にかけて数多くの仕事(しごと)があるのでたいへんです。しかし、最近(さいきん)は、田おこし・代(しろ)かき・田植え・かりとりの仕事を大型(おおがた)の乗用機械(じょうようきかい)を使(つか)ってするようになったので、とても仕事が早くかたづくようになりました。また、いねを病気から守るため消(しょう)どくもします。
このように機械を使って、らくに仕事ができるようになったのですが、いねの花が咲(さ)き、みのる時期(じき)に日照不足(にっしょうぶそく)・低温(ていおん)・台風(たいふう)などにみまわれ、不作(ふさく)になることもあるので、農家の人の心配(しんぱい)は絶えません。