やさしく 美しい 西会津町の自然 -010/074page
【キクザキイチゲ】 松尾(まつお) 4月落葉樹林(らくようじゅりん)の中に群生(ぐんせい)*しています。うす紫(むらさき)色のものも見かけます。アズマイチゲと似ていますが、 葉(は)には切れ目があり、 区別(くべつ)がつきます。会津地方(あいづちほう)の人は2つの種類(しゅるい)をまとめて「雨降(あめふ)り花」と呼(よ)んでいます。
【アズマイチゲ】 弥平四郎(やへいしろう) 4月落葉樹林の中などに生(は)えています。花は1個ずつつき、花びらに見えるのはがく*です。葉はキクザキイチゲのように深い 切れ込みがなく丸みがあります。
●キクザキイチゲ、アズマイチゲはどこがちがうか確(たし)かめてみましょう。 【カタクリ】 松尾 4月日あたりのよい野(の)原に生えています。昔(むかし)の人は地下茎(けい)*からデンプン(カタクリ粉(こ))をとって食べました。
■花が終おわったころ、地下茎(ちかけい)を掘(ほ)り、デンプンをとってみましょう■
- カタクリのりん茎をおろしがねでおろします。
- おろしたものをガーゼに入れます。
- ガーゼを水に入れてよく動(うご)かします。
- しばらくしてから上(うわ)水を捨(す)てよう。
- なべに残(のこ)ったカタクリ粉(こ)を自然乾燥(しぜんかんそう)させます。
- 白い液(えき)が出なくなるまで4、5をくりかえしてできあがり。