わたしたちの郷土 湯川村 - 021/106page
(2)米づくり
村のほとんどの農家は米づくりをしています。米は一年に一度しか収かくできないので農家の人たちは秋にどれぐらいとれるのかが一番気になります。
春になると、肥料(ひりょう)をまぜた土と消毒(しょうどく)した種もみをまき、決まった温度にして苗(なえ)を育てます。その間に田に肥料をまいて田おこしをしたり、水を入れて代(しろ)かきをしたりします。苗の葉が、1ヶ月ほどして10cmぐらいに伸びたとき田植えをします。
夏には、水が無くならないように田を見て回ったり、雑草(ざっそう)を取ったり、雑草が生えないように除草剤(じょそうざい)をまいたりします。また病気(びょうき)や害虫(がいちゅう)から根を守るために消毒を1〜2回ぐらいします。
秋に稲(いね)が実(みの)ると、刈(か)り取り、脱穀(だっこく)、乾燥(かんそう)、籾(もみ)すりをして、農協に出荷します。
米作りは、春から秋にかけて数多くの仕事があります。
しかし、最近(さいきん)は、田(た)おこし、代(しろ)かき、田植え、刈り取りの仕事を大型の乗用機械(じょうようきかい)を使ってするようになりました。
このように、機械によって楽(らく)に仕事ができるようになったのですが、稲が実る時期(じき)に日照不足(にっしょうぶそく)、低温(ていおん)、台風(たいふう)、干(かん)ばつなどにより、不作(ふさく)になることもあります。だから、農家の人たちの心配(しんぱい)は尽(つ)きません。
○米作りの作業ごよみ