わたしたちの郷土 湯川村 - 091/106page
木造地蔵菩薩座像(もくぞうじぞうぼさつざぞう)
(禅定寺・下樽川)
下樽川(しもたるかわ)地区にある、禅定寺(ぜんじょうじ)にあります。木製の坐像としては、県内最古ともいわれています。
1240年〜1270年代のものと推定(すいてい)されます。
目鼻だちが下方に集まって、頭の鉢(はち)が開き、少年風とも称(しょう)したい風情(ふぜい)があります。
半眼(はんがん)に見開いた眼、強く結んでやや突(つ)き出し気味になったくちびるには、内省的(ないせいてき)な意思(いし)すら感じさせられます。
湯川村には、彫刻(ちょうこく)12件、絵画(かいが)4件、工芸(こうげい)6件、考古(こうこ)1件、史跡(しせき)2件、無形民俗文化財(むけいみんぞくぶんかざい)1件の村指定文化財があります。
木造徳一菩薩坐像(もくぞうとくいつぼさつざぞう)
(勝常寺・勝常)