わたしたちの柳津町 -067/093page
2 地熱発電所(ちねつはつでんしょ)のしくみ
★地熱発電所(ちねつはつでんしょ)では、どのようにして電気がつくられるのでしょうか。
地熱発電のしくみ
地熱発電は火山地帯の地下数キロメートルのところにあるマグマ溜りの熱で つくられた蒸気を、ボーリングによって地上に取り出し、その蒸気の圧力で タービンを回し発電するものです。火力発電所では石炭・石油・LNGなどの 燃焼による熱で蒸気を発生させるのに対し、地熱発電では地下がボイラーの 役割を果たしているといえます。地下深部にマグマ溜りがあり、周辺の岩石を加熱しています。
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周辺の岩石に浸透した地下水は、高温熱水となって地熱貯留層に貯えられます。
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地熱貯留層の高温熱水を「生産井(せい)」によって地上に取り出します。
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取り出した高温熱水を、蒸気と熱水に分離し、蒸気の圧力でタービン・発電機をまわして電気をつくります。
(気水分離器によって分離された熱水は、「還元井(せい)」によって、地下深部に戻されます)
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使用後の蒸気を、「復水器」で凝縮し温水にします。温水は冷却塔に送られます。
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温水は「冷却塔」で冷却され、このれいきゃくすいは復水器へ送られて、蒸気を冷却するために再び循環使用されます。