わたしたちのきょう土 会津高田町-033/109page

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稲穂
(2) 米づくり
町のほとんどの農家は,米づくりをしています。会津高田町は,土地がこえ,水や気候などの自然条件にもめぐまれ,たいへん米づくりに合っています。また,病気や害虫の発生も少ないです。
春になると,農家の人は,苗箱にひ料をまぜた土を入れ、消どくした種もみをまき,発芽器に入れ,芽が出そろったところでビニールハウスの苗代にうつし,苗を育てます。苗が育つあいだに田にひ料をやり,田おこしや水を入れて代かきをします。苗の葉が,3,4まいぐらいになったとき田植え機で田植えをします。また,近年ヘリコプターで種もみをちょくせつまく方法も広まりつつあります。
夏には,水がなくならないように田を見て回ったり,ざっ草がはえないように,草かりや除草剤をまいたりします。また,病気や害虫からいねを守るため,ヘリコプターや消どく機などで何回か消どくします。
秋にいねが実ると,コンバインでかりとり,かんそうさせてからもみすりをしてJA(農協)などに出荷します。
米づくりの仕事は,機械を使って,早く,楽にできるようになりましたが,いねの花が咲き,実る時期に日照不足や低温,台風などにみまわれ,不作になることもあるので,農家の人の心配はたえません。

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