むかしのくらし
ひろ子さんは,おばあさんが子どものころのくらしのようすを聞いてきました。
ひろ子さんのおばあさんのお話
わたしが子どものころは,いまのようなガスコンロや電気がまなんて,べんりなものはなかったんだよ。だから,いろりでお湯をわかしたり,かまどでごはんをたいたりしてね。ごはんをたくときは,まきをもやすから,けむりが目にしみていたくなったもんだよ。
また,まだ水道なんかなかったから,水は,井戸から運んでね。お風呂の水をいっぱいにするのに,おけにたくさんの
水を入れて,何回も運んだものだよ。これが,子どもの大切な仕事のひとつだったんだよ。
むかしの農家には,いろりがかならずあったものです。
このいろりで,お湯をわかしたり,おつゆやにものをつくったりしました。また,このいろりは,まわりに家族が集まって,お茶をのんだり,話をしたりする一家だんらんの場でもあったのです。