わたしたちの郷土 会津本郷町 -021/127page
(2)焼き物(やきもの)工場ができたわけ
町には,焼き物工場が一番多くあります。
その理由ほ,会津本郷焼が古い歴史(れきし)をもっていて,その技術(ぎじゅつ)が現在に受けつがれているからです。
今から350年ほど前,会津の殿様(とのさま)につれてこられた陶工(とうこう)(焼き物をつくる人)が,ここに焼き物に適(てき)した土をたくさん発見したためです。
そこで,この町に窯(かま)をつくって,焼き物(陶器(とうき))づくりを始めました。
これが,会津本郷焼の始まりです。
その後,150年ほど過ぎて,磁器(じき)(白い焼き物)もつくられ始め,現在も陶器ど磁器が生産されています。
関東地方から北の方で,磁器が生産されているのはわたしたちの町だけです。
陶器:原料が陶土という土なので,土ものともいわれます。 磁器:原料が陶石という石なので,石ものともいわれます。