私たちの郷土 昭和村 - 056/099page
(3)役場の仕事と診療所(しんりょうじょ)
人間は,いつ病気になったりけがをしたりするかわかりません。病気やけがに対(たい)して,すぐに治療(ちりょう)ができるようにすること,また,病気にならないようにその予防(よぼう)をすることは,村民の健康な生活を守るうえで,とても大切なことです。このような仕事は,役場や診療所が中心となって行っています。
役場の仕事
役場では,特(とく)に病気の予防のために,計画を立て診療所と協力(きょうりょく)して実行(じっこう)しています。
みなさんが受ける予防接種(よぼうせっしゅ)も役場が計画を立てて行っているものです。役場の健康面に関する事業計画 (主なもの)
・予防接種(日本脳炎,風しん,はしか,BCGなど)
・結核検診(ツベルクリン反応検査,X線撮影など)
・健康教育(シェイプアップ教室,食と健康教室など)
・健康相談(肥満健康相談,老人健康相談など)
・健康検査(がん検診など)
・訪問指導(家庭に出向いて健康に関するアドバイスをする)
・そ の 他(ふれ愛健康まつり,親子料理教室,献血)
診療所
昭和村は,長い間医者(いしゃ)のいない村でした。そのため,村人が病気やけがをしたときには,金山町や田島町などに運ばなければなりませんでした。また,道路が整備(せいび)されず自動車などがそれほど走(はし)っていないころは本当に大変(たいへん)でした。冬になると,もっと大変でした。
そこで,昭和13年にようやく診療所ができました。現在,診療所には内科医(ないかい)1名,歯科医(しかい)1名,歯科助手(じょしゅ)1名,看護婦(かんごふ)2名,事務(じむ)2名の合計7名が働いています。村民にとって身近(みぢか)な医療機関(いりょうきかん)として,子供から大人,老人まで,多くの村民がお世話(せわ)になっています。