わたくしたちのきょう土 田島町 -089/114page
盆おどり
1685年頃には既に、子ども達が辻(つじ)(道ばた)にかがり火を焚(た)いて踊っていた記録が見られる。
盆 唄 (町史より)
(音頭を始める時の一例)
ハァ ちょいと飛び込む粗相(そそう)なわたし
うたの文句に当惑(とうわく)いたすいまのあんにゃさほどわしゃまいらねど
声が休んだらまた出て頼むわたしゃよくよく山中育ち
文句知らずの節知らず知らずながらも六つや七つ
六つと七つで十三じゃないか十三娘と空とぶ木の葉
どこにおちっくあてもない(別の唄に変えようとする時)
アァ 十三娘はここらでとめて
よその文句でいま一回り(唄あげの調子が緩い場合)
ハァ そばの方々 返しが緩い
返し緩けりゃ 踊りにゃならぬ(音頭をやめて交代しようとする時)
ハァ わたしゃよくよく声かれました
音頭頼みますそばなるあんにゃさ(音頭を頼まれて始める時)
ハァ 音頭頼まれて わしゃ恥ずかしや
そろたそろたよ踊り子がそろた
稲の出穂よりまたよくそろたことしゃ豊年だよ穂に穂が咲いて
丈(たけ)が一丈(いちじょう)でその穂が五尺ことしゃ豊年だよ穂に穂がさがる
枡はいらないこりゃ箕で計れあねさ島田に蝶々がとまる
とまるはずだよ花だもの