歴史・自然・文化 Shimogo -012/015page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

天然記念物

モリアオガエル

モリアオガエルの卵

モリアオガエル

 モリアオガ工ルは、沼の上の枝に産みつ けるアワ状の卵塊で有名である。6月下旬 から7月上旬にかけて沼の周辺の小枝に真 白にぶら下り、5〜6日で卵は沼に落ちて オタマジャクシから力工ルとなる、普通は 樹上で生活している。
 似た力工ルにシュレーゲルアオガエルも 生息するが、卵塊は低い草むらに産みつけ る。

イトヨ

イトヨ

 イトヨは巣をつくる珍しい魚です。トゲ ウオ科の仲間で、背びれの変わりに三本の 鋭いトゲをつけている。
 イトヨは、清水の混った冷たい水の流れ のゆるやかな所に生息し、4・5月頃にな るとオスは巣をつくりはじめる。子育て、 家づくりはオスの仕事でメスは卵を産むだ けである。

ハッチョウトンボ

ハッチョウトンボ

ハッチョウトンボ

 日本で最小のトンボで、オスの姿はひと きわ美しい。湿地、湿原に生息するが、年 々減少している。
 ハッチョウトンボは、遠くへ飛びあるく ことはなく、低く草から草へと飛んでいる。
 幼虫は、雪の中で長い冬の厳しさに耐え るのである。ハッチョウトンボの生息する 湿原には、モウセンゴケ、タヌキモ、ミミ カキグサなどの食虫植物が生えている。

ヨツボシトンボ

ヨツボシトンボ

 沼・沢地、湿地にはトンボの種類が多い。 ハラビロトンボ、ヨツボシトンボ、ルリイ トトンポと珍しいトンボが生息している。
 ヨツボシトンボの幼虫はこうした池沼や 湿原の水たまりで冬を過し、成虫は、6月 〜8月にかけて出現し、なわ張りをもって 生活している。なわ張りに進入者があると はげしく体をぶつけて追いはらう活発な行 動が見られる。
 黒い4つの班点のあることからヨツボシ トンボと名付けられた。


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は下郷町教育委員会に帰属します。
下郷町教育委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。